九助のイメージ

参加2回目


エクシオ@横浜編】




(前回からの続き)
パーティー会場を出て、会場近くの喫茶店に入った。
「こんにちは。11番の九助です。近くの喫茶店にいます。会場1Fで誰か他の人に捕まってなければ、一緒に食事でもどう?」
テーブルに着くやいなや、「同番さん」の携帯に、メッセージを送った。

アイスコーヒーを飲みながら、携帯の着メロが鳴るのを待つが、うんともすんとも。
フラれたみたいだ。

と、わたしがそんなことをしていると、前のテーブルに、一緒にパーティーに参加していた女性が座った。続いて、男性が座った。
アチャー。成立したカップルが目の前に座っちゃったよ。
狭い店内なので、向こうも、わたしのことに気が付いているはず。「同番さん」にはフラれるわ、同じパーティーに参加したカップルに目の前でイチャイチャされるわ、いいことない。

滅入る気分を紛らわすために、今日のパーティーの出来事を忘れないうちにメモする作業にとりかかった。
しかし、いろいろと思い出そうとしても、パーティーの流れくらいしか思い出せないなかった。アセる。アセる。

そんなわけで、趣味と実益をかねて、同じ会場の明日のパーティに電話で予約を入れた。
今度は、完全に自腹だけど、パーティーは一般料金の5000円くらいは十分に楽しめる内容だったので、それはそれでいいかと。
これは、いわゆる「ハマった」というやつかもしれない。
いやあ、ハマった。ハマった。


快眠必勝

今日は、昨日と違い、快眠。寝起きも気分は爽快。楽しいパーティーに参加すると思うとウキウキした。
会場にも10分前に到着して、リラックスしてパーティーの開始を待つことができた。
今日(日曜日)の2時スタートのパーティーの参加資格は昨日とほぼ同じ「適齢期・1人参加限定編/26~38歳位/大卒又は公務員又は年収350万以上」。
会費は、通常料金5,500円(男性料金)のところ、昨日のパーティーで配られた500円割引券を使って5,000円になった。5,000円の出費はちょっと痛いが…これで彼女が出来ると思えば安いもの。うん。安いもの。(自分に言い聞かせる)

今日は、プロフィールカードを書き込みながら、他の参加者の顔カタチはもとより動作までチェックすることができた。
入場したときの人数は、男性15人、女性8人といったところ。やはり昨日と同じく、開始時間直前に女性の参加者がどんどん増えて、最終的には、男性25人、女性20人くらいになった。
昨日は気が付かなかったが、着席するやいなや、何も指示されずにプロフィールカードを記入して、切取線どおりに切って待つ参加者が多い。かなり、リピーターが多いパーティーなのではないだろうか。


パーティーの傾向と対策

わたしの番号札は「13」。もう少し縁起のいい数字がよかったが。

会場の内装もクーラーの効き具合も昨日と同じ。同じ環境と同じルール(パーティーの進行)を1度経験している、ということは強いだろう。
パーティーは参加2度目以降からやっと勝負できるイベントのようだ。

スタッフによる開始の挨拶がくるまで、他の参加者をじっくりと観察した。
男性も女性も会場にあるパーティーの進行を説明したビデオなんて見ている人はいない。みんな慣れた調子でシートを書き込んでいく。そして、手際よくシートを書き終えると、さりげなく会場全体を見回している人が多いのに気が付いた!
あっ!これは、ルックスチェック?!
常連は、パーティー開始前から、ある程度、ターゲットを絞っているのかもしれない。
そういえば、常連そうな人ほど、時間ギリギリで参加しているような気がした。ここのパーティーは、早く来た人から順に会場の前の方から詰めていく。この方法だと、後から来た人ほど、会場の全体を見回せる位置に着席できることになる。
また、会場では女性参加者のほうが男性参加者を見やすい位置に着席させている。これは、パーティーの主催者による女性参加者へのサービスなのかもしれない。エクシオは、女性参加者に優しいパーティーを目指しているのだろうか。

そんなことをぼんやり考えているうちに、パーティーはスタートした。回転寿司式に異性全員と自己紹介してゆく。
今日は昨日と違い手際よく自己紹介タイムをこなすことができた。
「はじめまして」の挨拶と同時に、配られたカードの裏紙にその女性の胸番号と名前をまず記入。そして、終了の合図と同時に、裏紙に書かれた番号の横に「◎」「○」「×」「△」と評価を記入する。
(男性のほうが数が多いので時々待ち時間があるのだが)待ち時間の時には、次に自己紹介する女性のテーブルの会話に耳をそばだてる。盛り上がっているのは映画の話題か。それとも仕事の話題か…。


覚えた技はスグ使う

1時間半近くかかって、女性全員と自己紹介した。のどカラカラ。
さて、次は、印象確認カードとアプローチカードの提出だ。裏紙のメモを見ながら、印象確認カードには、「◎」と「○」の評価を付けた人、全員の番号にチェックを入れた。
「ピンクさん」(ピンクのカーディガンにピンクの靴というお嬢様ルックなので勝手にそういうあだ名にした)と「医療事務さん」には、アプローチカードも送った。
もちろん、アプローチカードのフリースペースには、自分の携帯メルアドを書き込んだ。
昨日、覚えた技(笑)。覚えた技をスグに使う。これはわたしのいいところ。

1回目のフリータイム。
「ピンクさん」のところに向かった。ガーン。「ピンクさん」のテーブルの席を確保する前に、「五分刈りスーツ野郎」に先を越される。トホホ。
はじめて、アブれた。4分間、ひとりポツンといるのは、わかっていたけど、キツイ。

2回目のフリータイム。
「ピンクさん」と、先ほどの自己紹介タイムの時に盛り上がった、水族館ネタで盛り上がった。「横浜に吉本の水族館が出来るんだってねえ~」みたいな盛り上がり。
フリータイム終わり際に、「アプローチカードも送っておいたよ」と言うのも忘れない。
昨日よりも数段、アピールがうまくなったな。

3回目のフリータイム。
「医療事務さん」とフリータイムをしようと思ったが…また先を越されたので、「○」評価の「白紙さん」のテーブルの向かいに座る。
「白紙さん」は遅刻して来たので、自己紹介タイムの時には、プロフィールカードがほぼ白紙状態だった。このフリータイムの時には、趣味と好きな食べ物のところだけ埋まっていた。(というか基本情報の方を先に埋めてよっ!)
「若く見えるけど10代じゃないよね?」
白紙を逆に利用して、おだてる。おだてる。そして、おだてる(笑)
この”おだて作戦”果たして有効なのか??

4回目のフリータイム。
今度こそ「医療事務さん」と話そうと思って立ち上がろうとすると…。
白紙さん「別に無理して移動いなくてもいいんじゃない?」とボソリ。
ん?
それって、わたしに移動するな、ってこと?
次のフリータイムもしゃべりたいってこと?
カップル成立??
わずか数秒でいろんなことが頭をよぎった。
で、結局、4回目のフリータイムも「白紙さん」と過ごした。

3回目のフリータイムの途中で、会場スタッフから、印象確認カードとアプローチカードの戻しを受け取った。
「ピンクさん」「医療事務さん」「白紙さん」の他、5人くらいから、好印象の評価を受けていた。
でも、わたしの中では、もう3人に絞りこまれていたので、他の人はどうでもいいのだが。
アプローチカード3枚もらった。アプローチカードは1人2枚与えられているので、2枚もらって平均。3枚もらった、わたしは、やや好評価というところ。
3枚のうち1枚は「医療事務さん」!しかも、携帯メルアドが書かれている!
心の中で、ガッツポーズ!


今度こそ、カップル成立!?

いよいよ、最終投票カードに希望の人の番号を書いて提出する。
今回は、どう順位づけするのか、かなり迷った。

非常に話の盛り上がった「ピンクさん」か。
フリータイムを2回すごした「白紙さん」か。
フリータイムは話さなかったがお互いにアプローチカード(と携帯メルアド)を交換した「医療事務さん」か。

悩みに悩んだあげく、結局、ルックスオンリーで決めました。(こんな人間ですみません。)
第1希望-ピンクさん
第2希望-医療事務さん
第3希望-白紙さん

しばらくしてから、スタッフが成立したカップルを読み上げる。
今回は8組のカップルが成立した。昨日といい今日といい、こんなにもカップルが成立するものなのだろうか。すごい確率。

次々とカップルの番号が読み上げられた。
なのに…残念ながら、またしても、13番は読み上げられなかった。
「おい、嘘だろ」って叫びそうになった。
「ピンクさん」とは、絶対イケると思ったんだけど。


これって、どういうこと?

パーティーは、男性→女性の順で退場する。男性と女性が固まって退場するために、退場前に、男性同士と女性同士は会場の片方に固まるよう会場スタッフより指示をうける。
と、そんな、退場するのを待つ間…「ピンクさん」と「医療事務」さんが、まるで友達のように、おしゃべりしていた!
ん?これって、どゆこと?このパーティーは”1人参加限定”のはずなのに??


謎は全て解けた!

またしても、会場を出るとすぐに近くの喫茶店に入って、携帯メルアドにメールを入れた。
相手は、もちろん、「医療事務さん」。
「13番の九助です。フリータイムでは話せなくって残念。よかったら食事しません?」内容は、こんなメッセージ。

もう、ちょっと諦めかけた頃、携帯メールの返信が来た。
「ごめんなさい。今日は、友達と来ていたの。また誘ってね」とのこと。

”1人参加限定”と条件があっても、案外、友達同士で来ていることもあるのね。
これで、謎が解けた。
「医療事務さん」は「ピンクさん」と一緒にパーティーに来ていたんだ。
ここのパーティーってリピーターが多そうだし、もしかすると、パーティーに参加していくうちに女性同士で友達になっちゃったのかも。(そんなことないかな?)

なにはともあれ、サクラとかではないようだ。へんに勘ぐってしまった。
でも、よく考えてみたら、あんな普通そうなサクラっていないよな。
もし、わたしが主催者側だったら、モデルとまではいかなくても、もう少しレベルの高い女性を選ぶだろうし(爆)

それはそうと「医療事務さん」の携帯メルアドの内容って、か・な・り、脈ありと言っていいんじゃないかな。
メール攻撃しちゃおっと。来週は、横浜でデートかな。

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