「婚活パーティー」マニュアル

ナゼか参加者に関心の高い「サクラ(orヤラセ)」について解説する。

■いるようでいない「サクラ」

婚活パーティーの参加者に、パーティーの取材をすると、かなりの確率で、
「婚活パーティーでサクラを見かけた(または、見かけたことがある)」
という回答が返ってくる。

果たして、婚活パーティー事業者は、「サクラ」を使っているのだろうか?

「サクラ」の定義にもよるが、「くらべて.com」編集部の見解は「NO」。
「99.9%、婚活パーティー事業者は(狭義の)サクラを使っていない」と
予想する。

少なくとも、東京・大阪・名古屋など比較的大きな都市で主催している
婚活パーティーが、お金を払ってわざわざパーティーに参加してもらう
「サクラ」を雇う可能性はかなり低いと考えて間違いない。


■「サクラほぼいない説」の理由

「くらべて.com」編集部が、「99.9%、婚活パーティー事業者は
(狭義の)サクラを使っていない」と考えている理由はシンプル。
ギャラの面もしくは人員確保の面で、非常に難しいから。
です。

婚活パーティーは、薄利多売なビジネスなので、「サクラ」を雇って
いては、まともなサービス展開ができない。

仮に「サクラ」を雇って婚活パーティーを開催することを考える。
パーティーで利益を出しつつ、「サクラ」に継続的に支払えるギャラの額は、
最高でも日当数千円だろう。半日つぶれてしまう(しかも、しゃべりっぱなし
で、仕事ならけっこう疲れる)バイトを、数千円で引き受ける、危篤な人
をそう何人も見つけることは難しい。



■「サクラ」の正体は参加者本人

「くらべて.com」編集部が音頭をとって、複数の婚活パーティー事業者
の代表を招いて座談会を開いたことがある。(実際は、座談会というよりは
アルコールもある懇親会に近かった。)

その時、「サクラ」の話題になった。

ある婚活パーティー事業者の社長が言う「婚活パーティーに参加している
一般の女性が、自分で自分のことを”サクラ”と言うことが多い」と。

つまり、こういうことだ。
婚活パーティーに参加していた女性は、カップルになった男性や出会った
男性との会話で、「よく婚活パーティーに参加するの?」「今回は何回目?」
「今回、参加したきっかけは?」といった質問を受ける。
女性は、たとえ婚活パーティーのリピーターであっても「今回はじめての参加」
「実は主催社に知り合いがいて頼まれて参加した」等の回答をするケースが
往々にしてある、という。

こうしたケースは、女性だけでなく、男性でもよくあるそうだ。
「自分が婚活パーティーの主催者と友達で参加した」という輩だ。

婚活パーティーに参加したことの気恥ずかしさが、ウソの言い訳を作り
参加者を”サクラ”にしているようだ。


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