■ラジオサーバーRS12 (株式会社ソフィアシステムズ)
(2004.1.30)


[機材紹介]
開発用電子機器メーカーの大手、ソフィアシステムズ(JASDAQ上場企業)が開発・販売する語学学習支援機器。
ラジオ講座を教材として利用する学習者に便利な、ハードディスクを内蔵したラジオのタイマー録音・再生機器。

ラジオサーバーRS12を一言でいうなら、ハードディスクビデオ録画機器のラジオ版といったところか。
この1台でラジオ番組を定期的に予約録音し、そのまま再生できる。番組は、内蔵のハードディスクに350時間(15分の語学番組で約1400回分)も録音・蓄積しておける。忙しい時など、かなりの期間、撮りっぱなしでいても安心だ。

また、録音したデータをUSBケーブルで、パソコンに転送するのもかんたん。
ラジオサーバーRS12は、もともとMP3形式で録音しているので、パソコンに転送したデータは、さらに、携帯MP3プレイヤーやPDAへ取り込んで持ち歩くにもお手軽だ。

日本でトップクラスの開発用電子機器メーカーが作っている機器だけに、電子機器としての機能性や使い勝手は、申し分ない。

ただひとつ、ユーザーにとって痛いところは、その価格。年間何万台も出荷される製品ではないからだろうが、本体が8万8千円で、消費税や送料を入れると9万を超えてしまう。語学講座の補助教材として書店で発売されている、その月の番組内容を録音したCDが1講座あたり1500円程度(年間1万8千円)だから、1年間で元をとろうするには5講座を受講しなければペイしない。逆に言えば、数年のうちに、のべ5講座くらい受講する方なら、購入を検討してもいいかもしれない。

・価格 :\ 88,000(送料・消費税別)
・ホームページ
ラジオサーバーRS12のホームページ
ソフィアシステムズのホームページ


 [ Review ]

1.
ネットや電話で申し込むと宅配で送られてくる。

箱、デカっ!
みなさんにも、大きさが分かるように、箱の上に携帯電話を置いてみた。
バレーボールくらいなら入りそう。
(実際にバレーボールの5号ボールを入れてみてもフタは閉まりませんでした。ヒマ人ですみません。)
2.
フタを開けると、なかなか厚みのあるしっかりした取扱説明書が出てきた。

面倒だから、たぶん読まないけど、何か困った時には役に立ちそう。
店頭公開企業だけあって、こういうサポート面はひじょうに充実している。
3.
箱の中身を広げてみた。

左上が本体。右上が取説の上にパソコン接続時のドライバ(FD)とACアダプタ。
下は、箱の中に入っていた白い緩衝材の上に、FMアンテナとAMアンテナを乗せてみた。右下はUSBケーブル。
これでぜんぶ。
本体だけでなく、アンテナまで入っているのが嬉しい。
4.
ジャンジャジャーン!

ラジオサーバーの本体のドアップ。

やっぱ、機器は、見た目かっこよくなくっちゃねぇ~。
電源入れる前からワクワクしてきた。
5.
ACアダプタを差し込むと、社名ロゴが表示された後で、メニュー画面があらわれた。

6つのボタン(上下左右の十字キーと確定キーとキャンセルキー)で選択していけば、予約も再生もできちゃうみたい。

とりあえず、予約しないと始まらないので、十字キーで「予約」を選んで、「E(Enter)」キーを押してみた。

(写真:ディスプレイのボタンの配置は、上段左から「再生」「ラジオ」「ライン」、下段左から「予約」「設定」「電源切」)
6.
「時間指定予約」「時間指定解除」「高校講座予約」「番組予約」と4つのメニューが出たので、「番組予約」を選択。

すると、「基礎英語1」「ビジネス英会話」「ハングル講座」など、ラジオ講座の番組名が、スケジュールと共にずらり表示された。

まずは「基礎英語1」を録音ようかな…、設定方法も分からないままに、「基礎英語1」の講座名の上で「E(Enter)」キーを押した。

画面の一番下に、「**予約を設定しました**」の表示が出た!
な、なんと、これで、毎週の予約が完了したみいた。
ひぇぇえ。メチャメチャ簡単。

でも、専用機だからね、こうでなくっちゃね。

-- * -- * -- * -- * --

尚、カタログなどを見ると、「※注:2002年度は番組名、放送時間が一部変更になります。出荷時には新年度番組表を組み込んでおお届けします。」(現在2004.1.25)、と購入したものが最新の番組の時間に設定されて届くか心配になりますが、少なくとも、2004.1.25時点では、現在公開中の番組の時間がきちんと設定されて手元に届きました。
でも、3月のラジオ講座番組の改変時期にご購入を予定の方は、4月からの番組表に書き換わる時期をソフィアシステムズにお問い合わせの上でご購入されることをおすすめいたします。

 [ 接続可能パソコン ] 
 ~データを転送する場合のパソコン環境


<Windows専用>

・OS:Windows 98、Windows 98 Second Edition、Windows Me、Windows 2000、Windows XP
・USB端子必須(USBケーブルは本体に添付)


 [ RS12仕様 ] 
 ~接続可能パソコン環境以外


・外形寸法:130(幅)×101(高さ)×190(奥行き)mm
・重さ:(本体のみ)約0.7kg
・LCD表示部寸法:57.6×76.8mm
・表示素子:240×320ドット、モノクロ
・ケース色:ライトプルーグレー×アイボリー(ツートン)
・録音方式:MP3
 [モノラル録音時]
 サンプリング周波数16kHz
 ビットレート24kbps平均のVBR
 [ステレオ録音時]
 サンプリング周波数32kHz
 ビットレート128kbps平均のVBR]
(AM録音時はモノラル録音、FMラジオ/ライン入力はステレオ、モノラル選択可)
・記録媒体:HDDにファイルとして記録
・録音入力:内蔵チューナーまたは外部音声入力
・再生出力:内蔵スピーカー(モノラル出力最大1W)またはヘッドホン端子(直径3.5mm)(切替) ヘッドホン端子に外部スピーカー接続可
・パソコンとの通信:USB
・内蔵チューナー:AM/FM、電子同調方式(放送局プリセット可能)
・アンテナ入力:[AM]アンテナ接続端子、[FM]F端子
・録音時間:モノラル録音時約350時間、全てステレオ録音の場合は約70時間
(VBR方式での録音のため、録音される音声の状況によって多少変化します)
・消費電力:6W電源「入」時/1W電源「切」時
・電源電圧:AC100V(付属ACアダプターを使用)
・その他:操作キー(8個)、LCD輝度調節用操作つまみ(背面)、表示ランプ(前面、電源ON及び録音中)