■データベース3000(桐原書店)

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[書籍紹介]
もともとは大学入試用の参考書だったが、価格と全見出し語と例文をCDに収録している点がウケてTOEICテスト対策の単語本として、定番になりつつある。
書名の「データベース3000」の「3000」は、3000語レベルの単語を網羅しているという意味。見出し単語数が3000なワケではない。

ズバリ、特長は、価格とシンプルさ。
音声CD2枚付、赤シート(暗記用シート)が付いて890円(税別)の価格は社会人にとっても魅力。 他社の音声付き英単語本と比較してみるとよくわかる。「速読速聴英単語 Core 1800 ver2」(増進会出版社)が1900円、「DIALOGUE 1200」(旺文社)が1300円。
レイアウトのシンプルさも特長といえるだろう。
いわゆる昔ながらの「単語本」というレイアウト。見開きで【単語】-【意味】-【例文】-【例文訳】と組まれている。
意味不明なマークやコラムもなく、とても機能的。
シンプルであるが、本の最初から最後まで、単語がダラダラと続いているだけかというと、もちろん、そんなことはない。
学習しやすいように、意味に似ている単語はまとめて、リストアップされているし、図やイラストで学習したほうがいい単語はビジュアルとの関連付けて解説されている。

単語の配列は、重要度(=頻出度)によってレベルが6分類されており、レベルの中で「食事に関する語」「時・順序を表す語」など意味の近い言葉をまとめている。

人気パソコンソフト「えいご漬け」の出典元コンテンツでもある。

・価格 :890円(税別)
・監修者 :田中 茂範(慶應義塾大学教授)


 [ Review ]

1.
類書と本の大きさを比較。
音声CD付きの他社単語本と重ねてみると、微妙に小さいことが分かる。
CDがギリギリ入る大きさにしているよう。厚さも比較的薄い

(写真:上から、「データベース3000」、「DIALOGUE 1800」「速読速聴英単語 Core 1800」)
2.
添付物をチェック。
書籍の最後のページにCD2枚が重ねて付いている。暗記用の赤シートは、書籍の中にはさまっている。
3.
単語掲載部分の第1頁目。
この頁に左頁の下やや中央寄りにコラムがあるのが分かるだろうか。ときどき、図で解説したほうが理解しやすいものに関しては、ちょっとした図や説明がある。

単語掲載部分の基本的構造を図にしたもの。
シンプルな構造がよくわかる。
上の写真と照らし合わせて見てみると、本の中身がだいたい想像できるだろう。
4.
ときどき、こんなふうに、イラストで単語を解説している頁も出てくる。
この頁では、身の回りものを表す単語をイラストを使って解説している。
5.
単語が並んでいる頁だけでなく、ところどころに、「基本動詞の使い方」「基本的な前置詞」「身につけておきたい熟語」など、英語を学習する上で必要と思われる要素をボキャブラリの面からまとめている。

(写真:「基本動詞の使い方」)

【目次】 ※Level 1だけ、分類まで表示しています。

●Level 1
体を動かす/ 時に関する語/ 発話する/ 感情を表す語/ 運動に関する語/ 類似・関心・状態を表す語/ 色/ 大きさ・高さなどを表す語/ 思考する・欲する/ 人に関する語/ 芸術・音楽に関する語/ 副詞/ 手を使う動作/ 新旧などを表す語/ 位置を表す語/ 移動する・変化する/ 温度に関する語/ 学校・授業に関する語/ 生活に関する動詞/ 生活に関する語/ 敬称・会話でよく使う語/ 頻度を表す語/ 感情を含んだ動詞/ 接続詞/ 食事に関する語/ 時・順序を表す語/ 学習・知的活動をする/ 社会に関する語/ よい・悪いを表す語/ 疑問詞/ 数量を表す語/ 開始する・終わる/ 身体・健康に関する語/ 時に関する語/ 人と関わる/ 知覚する/ 情報・メディアに関する語/ よい状態・性質などを表す語

基本動詞の使い方 come/ 基本動詞の使い方 go/ 基本的な前置詞/ 基本動詞句/ beを含む熟語/ 家族

●Level 2

●Level 3

●Level 4

●Level 5

●Level 6