電子辞書《英語重視タイプ》・独断的おすすめ
(2017.1.25更新)

【参考】過去(2016年3月)の電子辞書のおすすめはこちら

たんさんあってなかなか、どの電子辞書にしたらいいか決められない方のタメに、このページでは独断と偏見で、おすすめの電子辞書をとりあげます。
「くらべて.com」は、できるだけ客観的なデータの掲載にとどめ最終的には読者の判断で善し悪しを決めてもらうことをモットーとしていますが、このページに限っては、多くの電子辞書を触れてた経験者の目から見て、独断と偏見でズバリ、おすすめ電子辞書を提示します。



2016年(通年)、タイプ別の電子辞書の相場 (※2016年後半の傾向を反映)

【2016年】
最上位モデル 40,000円~50,000円
生活/教養モデル 21,000円~30,000円
ビジネスモデル 20,000円~45,000円
高校生モデル 20,000円~40,000円
中学生モデル 19,000円~30,000円
コンパクトタイプ 13,000円~18,000円

【2015年】
最上位モデル 50,000円前後
生活/教養モデル 22,000円~40,000円
ビジネスモデル25,000円~40,000円
高校生モデル23,000円~30,000円
中学生モデル20,000円~25,000円
コンパクトタイプ 15,000円~23,000円


【解説】
2016年モデルは、全体的に、前年同時期の同クラス電子辞書よりもお手頃価格に。
今年は、タイプやクラスの違いによる価格差がそれほどなくなった。

大雑把な相場では、2016年前半は、2016年モデルの生活、ビジネス、高校生、中学生それぞれのスタンダードな機種の実売価格は30,000円程度。
同タイプ・同クラスの前年モデルは20,000円~25,000円程度となった。
2016年春は、型落ちの電子辞書がお得。

2016年後半、電子辞書は全体的に価格が下がった。
ビジネスタイプ、外国語学習に特化したタイプを除き2016年モデルでも30,000円以下が当たり前に。
しかし例年と違い、高校生、中学生それぞれのタイプは、発売後の価格から2016年後半になっても発売当初とあまり価格差は出ていない。


電子辞書比較[2017年]はこちら
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「オンライン英会話」[2016年]はこちら



ハズしなく、手堅くいくなら、カシオの電子辞書・2016年春モデル!

価格が下がっているとはいえ、安い買い物ではないので、後で悔やむような製品は買いたくない。
ハズしなく、手堅い選択をするなら、カシオの電子辞書を選択の軸として考えることをおすすめする。
カシオは、長い間、電子辞書シェアNo.1。業界をリード。「ビジネス」「生活・教養」「英語学習」「高校生向け」「中学生向け」…といった様々なニーズに対応した製品をリーズナブルな価格で提供している。
加えて、2014年、セイコーインスツルは電子辞書撤退を発表。キヤノンも新たな製品をリリースしていない。実質、電子辞書メーカーは、カシオとシャープの2社だけになっている。

カシオは、毎年、春の入学・入社シーズンに合わせて新ラインナップを発売する。 2016年の新シリーズは「XD-Y」で始まる製品群だ。機能性重視なら新シリーズを。価格重視なら型落ちした昨年のシリーズ「XD-K」で始まる製品群を買う手もある。
しかし、2016年10月、2016年春モデルも値下がりしており、型落ちの「XD-K」との差も縮まっている。価格があまり変わらないなら古いより新しい機種のほうがいい。やはり、軸として考えるのはカシオの2016年春モデル「XD-Y」世代だ。

価格重視で購入を検討する場合、2016年後半なら、むしろシャープの2016年モデルを検討するのがいい。シャープ2016年春モデルは、お手頃価格になっている。

以下に、カシオの2016年モデルをタイプと2016年10月の実売価格とともに取り上げる。

<2016年モデルの主要ラインナップ>
【XD-Y20000】アマゾン 最上位モデル・42,000円程度
【XD-Y9800】アマゾン 英語モデル・36,000円程度
【XD-Y6500】アマゾン 生活/教養・27,000円程度
【XD-Y4800】アマゾン 高校生・29,000円程度
【XD-Y3800】アマゾン 中学生・23,000円程度

上にあげた電子辞書は、大げさに言うと「これを選んでおけば8割の方は満足できる」。
少なくとも、いろいろな製品を比較検討する場合の比較の対象にはなる。電子辞書をこれから購入しようとする方は、チェックしてみてはどうか。

次に、価格重視派のために、シャープの2016年モデルをタイプと2016年10月の実売価格とともに取り上げる。

<2016年モデルの主要ラインナップ>
【PW-SB3】アマゾン ビジネスモデル・26,000円程度
【PW-SA3】アマゾン 生活/教養モデル・25,000円程度
【PW-SH3】アマゾン 高校生・23,000円程度
【PW-SJ3】アマゾン 中学生・24,000円程度


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高校生向けの選択肢。【XD-Y4800(カシオ)】【XD-Y4900(カシオ)】【XD-K4800(カシオ)】【XD-K4900(カシオ)】【PW-SH3(シャープ)】【PW-SH2(シャープ)】

2016年、高校生向けは、いろいろな選択肢がある。
まず、候補となるであろう電子辞書を2016年10月現在の実売価格とともに取り上げる。

<カシオ2016年モデル>
【XD-Y4800】アマゾン 2016年春モデル・29,000円程度
【XD-Y4900】アマゾン 2016年春モデル/進学校タイプ・32,000円程度
【XD-SC4300】アマゾン 2016年春モデル/エントリータイプ・20,000円程度
<カシオ2015年モデル>
【XD-K4800】アマゾン 2015年春モデル・23,000円程度
【XD-K4900】アマゾン 2015年春モデル/進学校タイプ・35,000円程度
<シャープ2016年モデル>
【PW-SH3】アマゾン 2015年春モデル・23,000円程度
<シャープ2015年モデル>
【PW-SH2】アマゾン 2015年春モデル・22,000円程度

高校生向けの最も販売台数が出るであろう【XD-Y4800】を基準に選択するといい。
特に希望がなければ、30,000円前後の【XD-Y4800】がいいだろう。十分満足できる機能性とコンテンツだ。

より高い質と量のコンテンツを希望するなら【XD-Y4900】で決まり。
【XD-Y4900】は高校進学校モデル。【XD-Y4800】よりもコンテンツ数が多く英語系がより充実している。
発売当初は実売価格で10,000円程度あった【XD-Y4800】と【XD-Y4900】の価格差は、2016年10月、3,000円前後。お金があるなら、もしくは、祖父母や親戚からのプレゼントとして予算を気にする必要がないなら【XD-Y4900】がベストな選択だ。
【XD-Y4900】は、メーカーのカタログからは姿を消している。在庫薄のようなので、購入するならネットがおすすめだ。

予算を気にするなら、基本的に型落ちモデルがおすすめだが、カシオの高校生モデルは2016年モデルと2015年モデルであまり価格差がない。
予算を抑えるなら、カシオのエントリーモデル【XD-SC4300】またはシャープの高校生向けを候補に加えるのがいいだろう。
ただし、カシオのエントリーモデル【XD-SC4300】は、2016年春モデルの高校生向け【XD-Y4900】【XD-Y4800】と型番も違うように、機能性やコンテンツ数で大きな違いがある。 2016年春は、高校生エントリーモデル(【XD-SC4300】など)はあまりオススメできない。


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シニア向けなら、【XD-Y6500(カシオ)】を軸。他候補は【XD-K6700(カシオ)】【PW-SA3(シャープ)】【PW-SA2(シャープ)】

最近、電子辞書メーカーは、シニア向けに力を入れている。
シニアたちは、魅力的な商品やサービスであれば、気前よくお金を落としてくれるからだ。
まず、候補となるであろう電子辞書を2016年10月現在の実売価格とともに取り上げる。

<カシオ>
【XD-Y6500】アマゾン 2016年春モデル・27,000円程度
【XD-K6700】アマゾン 2015年春モデル・21,000円程度
【XD-K6500】アマゾン 2015年春モデル・23,000円程度
<シャープ>
【PW-SA3】アマゾン 2016年春モデル・25,000円程度
【PW-SA2】アマゾン 2015年春モデル・19,000円程度

高校生向け同様、スタンダードなモデルを基準に選択するといい。
ここで基準となるのは【XD-Y6500(カシオ)】。2016年10月、実売価格27,000円だ。
2016年モデルは、カシオもシャープも25,000円前後。
2015年モデルなら、20,000円を切る価格で手に入る。

高校生向け同様、選択を迷ったときには、私は、2016年モデルのほうを推す。使いやすさではカシオ、シャープともに2016年モデルに軍配が上がる。
搭載コンテンツでも、多少差がある。【XD-Y6500】【XD-K6700】は140コンテンツ。【XD-K6500】は120コンテンツ。シャープ【PW-SA3】【PW-SA2】は100コンテンツ。

実売価格順では、【XD-Y6500】>【PW-SA3】>【XD-K6700】>【PW-SA2】。 独断と偏見で、機能性と搭載コンテンツによって総合力(おすすめ順)を考えると、実売価格順と同じ【XD-Y6500】>【PW-SA3】>【XD-K6700】>【PW-SA2】となる。


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英語学習用の電子辞書選び。上級者と中級・初学者でオススメは違う。

英語学習用は、上級者と中級・初学者でオススメする電子辞書は違う。

上級者であれば、カシオの英語モデルで決まりだ。
2016年モデルと2015年モデルを2016年10月現在の実売価格とともに取り上げる。

<カシオ>
【XD-Y9800】アマゾン 2016年春モデル・36,000円程度
【XD-K9800】アマゾン 2015年春モデル・36,000円程度

上記の電子辞書は、他とくらべて英語辞書コンテンツ数が飛び抜けている。
また、TOEICテストやTOEFLテスト関連コンテンツが充実しており英語上級者も満足できる。

中級・初学者であれば、カシオの高校生向けまたはシャープの大学生・ビジネスモデルが候補として上げられる。
2016年モデルと2015年モデルを2016年10月現在の実売価格とともに取り上げる。

<カシオ>
【XD-Y4800】アマゾン 2016年春モデル・29,000円程度
【XD-K4800】アマゾン 2015年春モデル・23,000円程度
<シャープ>
【PW-SB3】アマゾン 2016年春モデル・26,000円程度
【PW-SB2】アマゾン 2015年春モデル・23,000円程度

上記の電子辞書は、中級・初学者に人気の単語学習やTOEICテスト対策のコンテンツが充実している。
搭載コンテンツや機能性を考えると、上記の中でも【PW-SB3】はオススメだ。辞書の串刺し検索がしやすいのもいい。

カシオ、シャープともに、最近の電子辞書には、英語学習系のアプリを充実させている。
英語学習系のアプリは、英語学習には非常に役に立つ。アプリは新しいほど改良されている傾向は否めない。アプリで選ぶなら今年モデルにすべきだろう。


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コンパクトサイズの電子辞書なら、【XD-CV900(カシオ)】【PW-NA1(シャープ)】【PW-NK1(シャープ)】

長い間、コンパクトタイプの電子辞書において、大きなニュースはなかったが、2015年は、打って変わってコンパクトタイプの電子辞書が豊作の年だった。
2015年春以降のカシオとシャープの新製品発表には、それぞれコンパクトタイプの電子辞書が含まれていた。手頃な価格のコンパクトタイプ電子辞書をぞれぞれ発売した。

2台目、3台目としても人気のあるコンパクトタイプの電子辞書だが、カシオとシャープがそれぞれそコンテンツと機能性を制限して価格を抑えた製品を投入してきた。
コンパクトタイプで現在市場に出回っている電子辞書は以下。2016年10月の実売価格とともに掲載する。

<カシオ2015年モデル>
【XD-CV900(カシオ)】アマゾン 17,000円程度
<シャープ2015年モデル>
【PW-NA1(シャープ)】アマゾン 13,000円程度
【PW-NK1(シャープ)】アマゾン 13,000円程度

なお、ここで言うコンパクトタイプの電子辞書には、簡易辞書(「コンサイス英和・和英」等)を収録した廉価版電子辞書は含まない。また、特殊な形態の電子辞書も含まない。
上記3機種に共通しているのは、コンテンツと機能性を制限して価格を抑えていることだ。いずれも実売価格10,000円台。
簡単な特徴を以下にまとめる。

【XD-CV900(カシオ)】アマゾン 20コンテンツ搭載。英語に特化した電子辞書。カラー液晶で音声対応。コンテンツは英語に偏っている。
【PW-NA1(シャープ)】アマゾン 20コンテンツ搭載。モノクロ液晶で音声非対応。タイプライターキー配列。国語・漢和・英和・和英・百科事典・旅行会話を収録
【PW-NK1(シャープ)】アマゾン 20コンテンツ搭載。モノクロ液晶で音声非対応。50音順キー配列。国語・漢和・英和・和英・百科事典・旅行会話を収録


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