吉ビジョンで就職活動を見る



4月1日(水) ※掲示板より転載しました。
入社式のニュースがテレビで流れています。10年前(歳がバレルね)、 僕も新入社員でした。あるメーカーにコピーライターとして入社し、 式の後、そのまま14日間の研修を受けました。

……今でも思い出します。男ばかり100人が、山の上の合宿所で、、。 楽しい、とはとうてい言い難い日々でしたが、確かに言えることは、 あの2週間で、僕の社会人の基礎は創られました。“挨拶”“電話の対応” “上座下座”“名刺の受渡し方”“ディスカッションのやり方“……。 「これが、社会人になるということか」と、思い知らされた日々でした。 学生気分が、一気に抜けたことを覚えています。

言えることは、社会人として最初に入った会社で叩き込まれたことは、 残るっていうこと。かなり後々まで。5年間勤務後、 意に添わない異動をきっかけに(まもるさん、今の気持ち解りますよ)、 退社しましたが、社会人としてのスタートがあの会社であったことはいろんな意味で、 ラッキーだったと思っています。

この掲示板を読んでる学生の皆さん、就職活動はおそらくここからが一番キツくなります。 周りの仲間が次第に内定をGETし始め、 ひとつももらってない自分が、社会不適格者なんじゃないかって、 落ち込むことも増えてきます。でも、それでも、下手な妥協はしないで下さい。 夢を諦めないで下さい。自分のビジョンを見据え続けて下さい。 誰よりも、あなた自身の未来のために。

僕自身、ざっと30社は落ちた後の内定でした(なんの自慢にもなりませんが)。 でも、絶対どこかに自分を買ってくれる会社があると信じていました。 そして、一番旬なマスコミばかりを渡り歩いてきた僕は、 今も毎日感じています。やっぱり、好きなことを仕事にして、正解だった、と。

最後にアドバイス的な話をいくつか。第1会の「ぐれしぴ」オフ会に参加した方 数人には話したことですが、とにかく自己PR、志望動機は “具体的に”して下さい。5W1Hはもちろん、 例えば「とても増えている」のと、「前年比30%増えている」では、 話の重さが全然違います。社会人の会話とはそういう物です。そして、 就職活動を始めたあなたは、もう社会人として見られています。それから、 2次、3次まで行っても絶対気を抜かないで下さい。最終面接で落ちることだってあります。 その時点における第1志望の会社から、「内定です」の言葉をもらうまでは、 就職活動は終わりません。

そしてそして最後に、数を受けることをお薦めします。おそらくは、 一生に一度の経験です。……就職活動、おもいきり楽しんで下さい。

秋風が吹くころ、うまい酒を飲みましょう! 長くなってしまってすいません。