まもるビジョンで業界を見る

ソフトウェア業界



ボクぁあんまり勧められないなぁ
ボクも新卒で就職活動をした時がありました。 新卒の就職活動時期ってミョウに気負った所があるもんで、 「オレが、この会社を変えてやる」とか「休日なんかナシで働いてやる」とか 「やりたい仕事が出来れば、給料なんて安くたって」とか、いま思うとスゴイよね。 (新卒の就職活動のみなさん、ちゃかしている訳ぢゃないです。ごめんなさい。) だから、会社のスペック(笑)を見るにつけても、給与・休日・勤務時間とかには 目がいかずに、事業内容とか役員の出身大学とかを気にしてたりする。 「就職四季報」なんかを読んでも、「会社の安定性なんて項目はいらないんぢゃないのか」 なんて思ったりするよね。これは、とんでもない事です。はい。

「会社の安定性」って大切だよぉ。特に新卒の学生に、その重要性を知って欲しい。 今現在、非常に不安定な会社にいて、非常に不安定な生活を送るボクが声を大きくして言います。 「会社の安定性について、今、考えなさい!」(※ボクの会社が不安定なのは、この日記の読者なら知ってますよね。)

ボクがソフトウェア業界を、あまり勧められないと言う理由は、この「会社の安定性」ってもんが 無きに等しい業界だからなんだ。不安定きわまりないよ、この業界は。


今が人生ゲームの分岐点
なんで、今、「会社の安定性」なんつーもんについて考えないとイカンかというと… ボクから見るに、学生から社会人になる時期って、人生ゲームの分岐点に思えるんだよね。 よく言われるような、「就職は人生の大きな分岐点だから」うんぬんってんぢゃないよ。 そんな漠然としたことぢゃなんだな。
ボクのイメージを表現すると、「安定の道」と「開拓の道」の2本分岐ってとこかな。 (十分、漠然としているという批判がきそう。はは。) 「安定の道」を行く人は、安定した大企業に勤めて一生を送る。 「開拓の道」を行く人は、会社を転々とすることになるだろね。 ボクは、どっちがいいか、ということを言いたいわけぢゃないよ。 (ボクなりの意見は、また次回の「まもるビジョン」にでも掲載します。) でも、「安定の道」を選ぶなら、今しかないってことは確かだよ。


ソフトウェア業界なら…
ソフトウェア業界自体が不安定な業界なのは言ったけど、 どうしても入りたいという方に、ボクなりの意見を。 まず、ソフトを作る限り、当たりハズレってものが絶対にあります。 有る意味、ソフトは博打みたいなもんだからね。 だから、理想としては、ソフトウェアも作りつつ、他に柱のある企業がベストだと思います。 あまたある企業を探せば、家電メーカーでソフトも手がけている会社とか、オモチャ会社で エンターテイメントソフトを作っている会社とか、いろいろ見つかってくるはずです。 他にしっかりと収入源があり、ソフトウェアで勝負をしかけてくる企業を探しましょう。 例えるなら、旦那さんが大手企業のサラリーマンで、嫁さんがフリーのデザイナーの共働きの夫婦。 ね?いいでしょ?


前回のビジョンを読む